リンク
カテゴリ
以前の記事
2018年 11月 2016年 02月 2015年 10月 2015年 04月 2015年 01月 2014年 11月 2014年 01月 2013年 08月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2011年 05月 2009年 04月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 フォロー中のブログ
その他のジャンル
最新の記事
検索
|
2005年 10月 03日
私は子供の頃から、大して勉強しなかったせいか視力は良い方だった。と言っても両目共1.5だったから普通だったかも知れない。高校生の頃、友人に剣道の初段を持っている奴が居て、ひょんな事から子供の頃のチャンバラの話になった。今の子供達はチャンバラなんてした事が無いであろうが、僕らの子供の頃は男の子は皆夢中になっていた。そこら辺に生えている背の高い草の幹を刀にしたり、竹や棒を刀の代わりにしたものだ。僕は強いほうで負けたことが無かった。と言うと少しオーバーで全く負けた事が無かった訳ではないが、強かった。私の父も剣道は有段者ではなかったが、3段の人と試合をして勝った等の話を聞かされた事があったので、そんな記憶からか、お前などに負けるわけが無いじゃないかと強がり、結局試合をすることになった。(後、父の話はオーバーで嘘だと分かったが・・・)
僕は剣道部ではないし、胴着を付けての試合では不利だと感じ竹刀だけで試合をする事にした。試合を始めてすぐに先制攻撃でチャンバラよろしく足を払って切った。剣道に無い型だったので不意を食らった友人は、足を切られた直後猛烈な勢いで「面!」と強かに僕の頭を打ち付けた。僕は「お前はもう両足を切られているんだよ。お前の負けだ」と言うと、足を切られても倒れる直前にお前の頭は真っ二つだと言い、負けを譲らない。それならばと私は方針を変えて、ジンジンする頭をかばいながら大上段に構えて相手の頭を狙った。隙を見つけ、一歩踏み込んで「面!」と打ち込むや否や、相手は「突き!」と突いてきた。その竹刀の剣先がのどを突かず、いきなり左目に飛び込んできた。丁度竹刀の大きさが目の玉の大きさである事をその時まで知らなかったが、目に刺さる分だけ後ろに反り返り真後ろに転倒した。今考えてみてもありえない事のような出来事だった。もう5ミリも目に入っていてたら目の玉が飛び出していたかも知れない。 以来、しばらくは左目が霞んでいたが、やがて気が付かないうちに霞は治り何年後かの検視の時には視力は0.1にまで落ち込んでおり、以後回復することは無かった。医者からは眼鏡を掛けることを薦められ、眼鏡を作っては見たものの片方の視力が1.5の為ふわふわした感じが抜けきらず、特に階段などは奥行きが分かりにくく、ついつい踏み外してしまう。車の免許では眼鏡使用となり掛けざるを得なかったが、他に図面を書いているとき意外は眼鏡を掛けたことは無い。そう言った事が原因で、女性等に特有な偏頭痛に悩まされる事になった。この偏頭痛とも思えば何十年の付き合いであったが、思いもかけぬ良い事もあるのである。年齢も40を過ぎた辺りから老眼が始まってくる。御存知の事だが徐々に視力が遠視になってくるので、本などを読む時にはぐっぐっと近づけるのでは無く、反対に離さなければ見えにくくなるのである。 だが、もともと近視の人は遠視になりにくいと言われる。その事が功を奏して僕の場合、左目が近視である為近くも遠くも見える事になり、未だに電車の中で文庫本を読む事が出来る。僕の年齢で眼鏡を掛けない者はほとんど居ない。1.5の右目は普通に老眼になっているが、左目の0.1がまだそのままのようなのだ。遠くを見るときは右の正常な目で見て、近くを見るときは近視の左目で見ると言う芸当が出来るようなのである。どうです。まるでちょっとしたスーパーマンのようでしょう(笑)。
by kobayashieiji0011
| 2005-10-03 00:00
| エッセイ
|
ファン申請 |
||