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2007年 12月 04日
その五(牧師の趣味)からの続き
そう言えばこんな事があった。 私の行き付けのスナックに牧師とその怖そうな友人と三人で行った時の話である。そこは主にカラオケスナックで、相手をするホステスは一人も居なかった。牧師にはそれが物足りなかったのかキャバクラには行った事が無いのかと聞くので、いや行った事は無いと言うと「それじゃ、これから池袋へ行こう」と言いだし、そのスナックには30分も居ずに出てしまった。 池袋に着き、呼び込みに誘われるままキャバクラへ入った。店内では入れ替わり立ち代りホステスが席に着くが、私は何を話して良いものか判らず黙って話を聞くだけだった。これからショーが始まりますというのでそちらを見ると、まるで素人女が足を上げて踊っていた。これに興ざめした私は「面白くない。もう出ますよ」と言うと、ちょっと待ってて下さいと言い、牧師は友人と二人掛りでホステスに携帯の番号を教えろと騒いでいた。時間制なのでと言うので45分まで待って店を出た。勘定は6万円だと聞いて私はビックリしたが、牧師が支払った。私はまるでお金をドブに捨てるようなものだと言うと「小林さんに教えようとしたんだ。ここは俺のオゴリだし、払った人にそういう言い方は失礼だろう」と逆に叱られた。 もう一つ、飲み屋の話がある。編集者と三人での会食の時である。銀座で本を書いてるママさんの事がネットに載っていて、そのブログの記事を読んで見ると、どんな女性なのかどうしても会って見たくなったので、その事を牧師に話すと「それじゃ、これから行って見よう」と言い出した。会員制なので一元の客は入れてもらえないと思うよと私が言うと、いやそんな事は絶対無い絶対と言い、電話で交渉して見ると言い電話番号を調べて電話すると、やがて入れてくれるようになったと笑いながら言うので、すぐに居酒屋を出てタクシーを拾って銀座へ向かった。薄暗い店は異様に混雑していて、ここも入れ替わり立ち代りホステスが横についた。牧師はホステスに、小林さんがママさんに会いたがっているのでそう伝えてくれと頼むが、忙しい為か中々来てくれない。再三頼んでみたのだが、一向に来る気配が無い。その事に剛を煮やした牧師は怒り出し「この店は三流以下だと言い、二度と来ない」と言い勘定を払ってエレベーターへ向かった時に、ママさんが大変失礼をしましたと詫びに来たが牧師の高揚した気分は中々収まらず、悪態を付きながら帰ったのだった。 ある日ブログと言うものを始めたのだが、これが結構面白いと言う。 是非見てくれと言うので見てみた。牧師の住まいには数種類の生き物たちが飼われていて、セキセイインコ・メジロのような小鳥・小さなフクロウを二羽・大きなフクロウ・小さな鷹、変わった所ではイグアナ等を飼っていた。そうだ、他にも大き目な水槽の中を怖そうな友人が全く自然に見えるようにあしらえ、その中に、数種類の熱帯魚だろうか?小魚が泳いでいた。中でも特に小さなフクロウを可愛がっていて、夜になると鳥かごから外へ出して部屋の中を飛び回らせて遊んでいた。彼が開設したブログは、その小さなフクロウを題材にしたものであった。ペット類のブログは多い中、小さなフクロウが可愛いいらしく訪問者もコメントも多かった。面白いので小林さんも始めたら良いと夜中に電話があり、私が中々始めないと始めるまで電話攻勢が続くのでシブシブ始める事にした。私の書いたエッセイが面白いので、エッセイのブログにしたら良いと勧められるままに開設した。開設した当日は訪問者が600人を超えて驚愕したが、それほど多くの人が訪問し読んでくれるのだと喜び、感動と勇気を頂いた。今思えば、単に新規記事でアクセス数が増えただけの事で通りすがりの人ばかりだったように思う。やがて、お気に入りのブログ友達も出来、現在まで楽しませて頂いているが、当の牧師はせがまれてオフ会に出席してからだろうか「ブログの世界は、バーチャルだ。現実では無い」と言い、何に失望したのか4ヶ月で中断したまま、二度と再開する事は無かった。 つづく
by kobayashieiji0011
| 2007-12-04 19:57
| ある友人の思い出
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